東京都渋谷公園通りギャラリーでは、2025年2月15日(土)から5月11日(日)まで、
美術作家・今村遼佑と全盲の美術作家・光島貴之による、作品展示と感覚をめぐるリサーチの記録を報告する展覧会、「今村遼佑×光島貴之 感覚をめぐるリサーチ・プロジェクト 〈感覚の点P〉展」を、開催いたします。(展覧会の詳細はホームページをご覧ください)
オープニング・イベントとして、《プリペアド・トイピアノ》演奏会を開催。《プリペアド・トイピアノ》は、鍵盤の数と同じ32個の仕掛けが3つの展示室に広がる、本展出展作家・今村遼佑による作品です。電気スタンドがチカチカしたり、ボンボン時計が鳴ったり――仕掛けは、演奏者と同じ室内にあるとは限りません。会期中、だれでもピアノを弾くことができますが、この日は、15時と18時の2回、各回30分程度、特別な演奏をお聴きいただけます。ぜひ光島貴之の展示作品にふれながら、あるいは今村遼佑の仕掛けた、あなたの回りのささやかな変化を感じながら展示室をめぐり、演奏と作品を共にお楽しみください。(《プリペアド・トイピアノ》演奏会の詳細はこちら)
開催日時:2025年 2月 16日(日)15:00~ /18:00~ ※各回30分即興演奏
会場:東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室1
▶アクセス
出演:野村 誠(作曲者)
司会:今村遼佑(出展作家)、光島貴之(出展作家)
参加費:無料
参加方法:事前申込不要(入退室自由)
その他:手話通訳付き
※その他、参加するにあたり、必要なことやものがありましたら、お気軽にご相談ください。
問い合わせ先:東京都渋谷公園通りギャラリー「〈感覚の点P〉展 《プリペアド・トイピアノ》演奏会」係
Email:skdg-event2024(at)mot-art.jp ※メール送信時は(at)を@に置き換えてください。
TEL:03-5422-3151
問い合わせフォームはこちら
野村 誠 のむら まこと
photo by Toshie Kusamoto
人や場所と交流して創作する作曲家。作品にプリペアドピアノのための《Ragamuffin Dance》(1990)、《Sweet for Toy Piano》 (2017)、《一人芝居〈コントラバス〉のためのコントラバス四重奏曲》(2024)など。2025年10月12日に実施予定の参加型コンサート『キタ!千住の1010人』を準備中。熊本県在住。
http://makotonomura.net
演奏会にあわせて、楽器インタフェース研究者・金箱淳一の《タッチ・ザ・サウンド・ピクニック》が登場
マイクで拾った音を振動に変換するインタフェース《タッチ・ザ・サウンド・ピクニック》を手に会場をめぐり、振動を手掛かりにした新たな鑑賞体験をおたのしみいただけます。
当日、金箱淳一氏による《タッチ・ザ・サウンド・ピクニック》のイントロダクション・レクチャーを開催。
金箱淳一《タッチ・ザ・サウンド・ピクニック》2017年 撮影:木奥恵三 写真提供:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
金箱淳一(1984‐)
神戸芸術工科大学准教授。障がいの有無にかかわらず、共に音楽を楽しめる「共遊楽器」(作家による造語)を研究・開発している。作品「楽器を纏う」の開発経験を基に東京2020パラリンピック閉会式 演出協力、他クライアントワークも多数行う。
◇《タッチ・ザ・サウンド・ピクニック》体験の概要◇
スケジュール:
●《タッチ・ザ・サウンド・ピクニック》体験:2月16日(日) 14:00~19:00 ※申込不要(貸出個数上限あり)
●金箱淳一によるイントロダクション・タイム:2月16日(日) 14:00~ / 17:00~
会場:東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室1
出演・講師:金箱淳一
参加費:無料
参加方法:事前申込不要。体験希望の旨、受付でお伝えください。(貸出個数上限あり。)
その他:金箱淳一によるイントロダクションは手話通訳付き
※その他、参加するにあたり、必要なことやものがありましたら、お気軽にご相談ください。