村上慧と土の研究者の藤井一至氏による対談。
住む、暮らす、生活する、共に行うことを起点に表現する作家たちの作品や活動を紹介する展覧会「共棲の間合い -『確かさ』と共に生きるには-」関連イベントです。
藤井一至(FUJII Kazumichi) 1981 –
土の研究者。(国)森林総合研究所主任研究員。1981年富山県生まれ。京都大学農学研究科博士課程修了。博士(農学)。京都大学研究員、日本学術振興会特別研究員を経て、現職。インドネシアの熱帯雨林からカナダ極北の永久凍土までスコップ片手に飛び回り、土の成り立ちや持続的な利用方法を研究している。第一回日本生態学会奨励賞、第三十三回日本土壌肥料学会奨励賞、第十五回日本農学進歩賞受賞、第三十九回とやま賞、第二十七回日本生態学会宮地賞、第九回World OMOSIROI Award受賞。著書に『大地の五億年 土とせめぎあう生きものたち』(山と渓谷社)、『土 地球最後のナゾ 100億人を養う土を求めて』(光文社、第七回河合隼雄学芸賞受賞)など。「ホンマでっか!?TV」、「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」、「クレイジージャーニー」などの出演歴がある。
村上慧(むらかみ・さとし)
東京都生まれ。2014年より、自作の発泡スチロール製の家を持ち運びながら国内外で移動生活を行うプロジェクト「移住を生活する」を行い、既存の住居や生活様式を問い直してきた現代美術作家。「住むことのパターン」を展開している村上は近年、落ち葉の発酵熱や気化熱の冷房効果を利用するなど、電気を使わない冷暖房空間の開発に取りくんでいる。近年の展示に「村上慧 移住を生活する」(金沢21世紀美術館[石川]、2020-21年)などがある。
展覧会名:共棲の間合い -「確かさ」と共に生きるには-
会期:2024 年 2 月 10 日 ( 土 ) – 5 月 12 日(日)
開館時間: 11:00- 19:00
休館日:月曜日(2 月 12 日、4 月 29 日、5 月 6 日は開館)、2 月 13 日、4 月 30 日、5 月 7 日
会場:東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室1、2、交流スペース
入場料:無 料
出展作家:折元立身、酒井美穂子、スウィング、村上 慧
主催:(公財)東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 東京都渋谷公園通りギャラリー
展覧会ウェブサイト:https://inclusion-art.jp/s/kyouseinomaai
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