美術館などの芸術空間で実施している芸術活動「ダンス・ウェル」の魅力を体感

ワークショップ、映像鑑賞、トークと盛りだくさんの内容で「ダンス・ウェル」の魅力を体感できる関連イベントを東京都渋谷公園通りギャラリーで開催します。

「ダンス・ウェル（Dance Well）」とは、パーキンソン病と共に生きる方々を含む、子どもから大人まで、年齢や経験に関わらずどなたにも開かれた表現活動です。2013年よりイタリアのバッサーノ・デル・グラッパ市で始動し、ヨーロッパ各地、香港、日本でも実施されています。
この機会にダンス・ウェルの魅力を身体であじわってみませんか？

【イベント内容】ダンス・ウェルクラスの後、関連映像作品の鑑賞とトークを実施

〇ダンス・ウェル

まずダンス・ウェルクラスを実施してダンス・ウェルがどのようなもので、何を大切にしているのかを体感していただきます。

〇映像鑑賞

ダンス映像作品「TDN of TDP (Three different nights of Three different persons) 〜3人の異なる人たちの、3つの異なる夜」を鑑賞します。
本作は、金沢でのダンス・ウェルクラスに毎回参加していたダンサーたちとヨーロッパを拠点に活動するプロのダンサーを招聘し、なかむらくるみが振り付けをした 30 分の作品です。2020年、コロナ禍によって対面での作品づくりが叶わなくなり、映像作品として制作を行いました。

〇トーク

なかむらくるみがファシリテータとなり参加者のみなさまとダンス・ウェルの活動を展開する中での学びや困難、そして映像作品のクリエイションプロセスや出演ダンサー等について、お話しします。

▼イベント詳細・申込情報はこちら！
【申込受付期間（先着順）】2025年12月22日（月）10:00～定員に達し次第受付終了
https://inclusion-art.jp/s/dancewellevent

◆「ダンス・ウェル」について

「ダンス・ウェル」は、イタリアのバッサーノ・デル・グラッパ市にあるCSC現代演劇センターの主宰により始められた、パーキンソン病と共に生きる方を主な対象に子供から大人まで一緒に参加でき、美術館などの芸術空間で実施している芸術活動です。ダンスの決まった形があるわけではありません。身体が感じるままに表現する動きには正解も不正解もありません。活動中、参加者は「ダンサー」と呼ばれ、病気や社会的な役割から解放され、全員等しくなれる時間でもあります。

◆映像作品「TDN of TDP」について

あなたは眠れない夜を過ごした経験があるだろうか。私には、ある。
眠れない理由が人それぞれなのと同じで、社会で生きる私たちがそれぞれ抱える、
表面には表れにくい生き辛さや、苦しさ、痛みに思いを馳せた。
没個性になりがちな世の中でダンサーそれぞれの身体から生まれる表現に焦点をあてたダンス映像作品。

「TDN of TDP (Three different nights of Three different persons) 〜3人の異なる人たちの、3つの異なる夜」

振付・演出　 なかむらくるみ
出演　　　　Alessandro Marzotto
中山治男
濱口一良
映像演出　　野田亮
音楽　　　　Otnk

◇＜ダンス・ウェル関連イベント＞
「ダンス・ウェル＆映像鑑賞＆トーク」概要

開催日時｜2026年１月24日（土）14:00～16:00
会　場｜東京都渋谷公園通りギャラリー
アクセス｜https://inclusion-art.jp/access/
定　員｜25名（要事前申込・先着順）
参加費｜無料
ダンス・ウェル講師、ファシリテーター｜なかむらくるみ（ダンス・アーティスト、カラダ媒介人、ダンス・ウェル講師）
アシスタント｜白神ももこ（振付家、演出家、ダンサー、「モモンガ・コンプレックス」主宰、ダンス・ウェル講師）、Aokid（ダンサー、アーティスト）
対　象｜パーキンソン病とともに生きる方、ご家族の介護や看病をしている方、医療や福祉関係に従事している方ほか、ダンス・ウェルの活動に興味と共感をもっている方どなたでもご参加いただけます。
サポート｜手話通訳（トーク及びダンス・ウェル時のみ）
申込方法｜当ギャラリーWEBサイトの申込フォームまたは問い合わせ先に記載されているメールかお電話にてお申込ください。