イベント

展覧会関連トークプログラム 第2回「アール・デコにおける素材の探求」(日英同時通訳・手話通訳・文字表示支援あり)

東京都庭園美術館 新館 ギャラリー2/ 東京都
会期 2025年12月07日(日)
情報保障: 手話通訳文字支援

展覧会「永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル —— ハイジュエリーが語るアール・デコ」の開催を記念し、〈レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校〉の講師によるトークプログラムを開催します。

展覧会「永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル —— ハイジュエリーが語るアール・デコ」の詳細はこちら

 

【アール・デコ期のジュエリー特有の素材:伝統と革新​】
アール・デコは一目でわかるスタイルです。幾何学的な形、黒、白、緑といった色使い、そして何よりもデザインの革新性と、貴重で独創的な素材の活用を特徴としています。​
1925年に花開いたアール・デコ様式は、それ以前の数十年の流れを汲み、その時代のジュエリーで多用された貴重な素材をふんだんに用いています。ダイヤモンド、ルビー、エメラルドなどの宝石が貴金属にあしらわれ、特にプラチナは再評価されて、ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出す理想的な素材となりました。その造形は、花束など過去のモチーフを想起させると同時に、東洋の漆の使用など異文化との創造的な結びつきも見られます。​
アール・デコには常に「モダン」が息づいています。それは天然素材だけでなく、合成素材など革新的な素材の導入によってもたらされました。例えば、ベークライトの使用は、ジュエリーの世界に新たな価値観をもたらしました。こうした素材は、工業技術の進歩を反映しています。​
そして、アール・デコが今日のような地位を確立できたのは、19世紀末から20世紀初頭にかけてパリ(そして世界)を席巻した「真珠ブーム」があったからに他なりません。真珠はネックレスとして首元を飾り、化粧道具入れやバッグ、衣服など、あらゆるものにあしらわれました。黒と白を基調としたアール・デコの美学において、真珠は最も貴重な素材となったのです。

 

企画協力:レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校
画像:ループ ブローチ/1919年/プラチナ、エメラルド、オニキス、ダイヤモンド/ヴァン クリーフ&アーペル コレクション ©Van Cleef & Arpels

開催概要

時間
14:00~15:30(13:30受付開始)
料金
無料
ただし、当日有効の「永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル —— ハイジュエリーが語るアール・デコ」展チケット(日時指定予約制)または庭園チケットが必要です。
身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(2名様まで)は無料です。無料対象の方は、展覧会のご予約は必要ありません。
対象・定員
60名(事前申込制・応募多数の場合抽選)
申込方法
申込期間中に、東京都庭園美術館ウェブサイトの専用フォームよりお申し込みください。1組2名までお申し込みできます。お申し込みは1回のみとし、重複のお申し込みは無効とさせていただきます。
抽選結果は、受付締切後1週間以内に担当者からメールでお知らせいたします。

【申込期間】
2025年10月15日(水)~11月14日(金)
お問合せ
東京都庭園美術館 「展覧会関連トークプログラム」担当
Tel 03-3443-0201 Fax 03-3443-3228
E-mail:events@teien-art-museum.ne.jp
備考
・日英同時通訳、手話通訳(日本手話)、文字表示支援(日本語のみ)がございます。
・手話通訳、文字表示を見やすい席をご用意しております。ご希望の方は、申し込みフォーム内の「その他美術館への連絡事項」にご記入ください。
・車椅子をご利用の方はスペース確保のため、申し込みフォーム内の「その他美術館への連絡事項」にご記入ください。
・席数確保のため、身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方で、お付添いの方もプログラムにご参加される場合は、申し込みフォーム内の「その他美術館への連絡事項」にご記入ください。
・プログラムの様子は、当館の活動記録のために写真及び動画で撮影させていただきます。広報や活動報告のためウェブサイトやSNS、印刷物などに使用することがありますので、ご了承ください。

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