誰もが持つ創造性に目を向け
自分なりの方法で「よりよく生きる」ことを考える
DIY (Do It Yourself/自分でやってみる)の展覧会──。
この展覧会では、DIYの手法や考え方に関心を寄せる、5組の現代作家と
2組の建築家を紹介します。
DIY(Do It Yourself /自分でやってみる)とは、目の前の問題を自分自身の工夫で解決していくアプローチのことです。日曜大工や住民主体のまちづくりなど、私たちの身近な場面で実践されています。DIYはより良く生きるための方法であると同時に、不便や困難を乗り越えるための手段でもあります。その過程では、自ら手を動かすことで得られる気づきや達成感といった「つくるよろこび」も味わえるのではないでしょうか。
本展では、DIYの手法や考え方に関心を寄せる、5組の現代作家と2組の建築家を紹介します。身の回りのものでつくる作品や、多様な人が関わる場のデザインに加え、震災や経済的な事情により何もない場所に立たされた人々の切実な営みにも焦点を当てます
出品作家のダンヒル&オブライン(マーク・ダンヒルとタミコ・オブライエン)が自作について話します。
ロンドンを拠点に活動する二人は、1998年からアーティスト・デュオとして共同制作を行っています。二人は議論のための時間を惜しまず、遊び心とユーモアを取り入れながら、「かたち」をつくることや、「彫刻」とは何かを追求してきました。そのプロセスを通じて、さまざまな人との「かかわり」も生み出しています。
本イベントでは、二人の共同制作の様子や、本展のためにロンドンと東京で100人程度の人々との協働を通じて制作したインスタレーション作品及び映像作品について紹介します。
7月27日(日) 14:00~16:00